藤木伝四郎商店の秋
庭の鬼灯が赤く色付き、秋の深まりが感じられる角館です。
「樺細工」の原材料となる上質な山桜の樹皮が、今年も藤木伝四郎商店に届きました。
今年は例年と比べ猛暑が続き、太平洋沿岸の山は湿度も高く、皮剥ぎ師さんは大変な状況の中で皮を採取いただきました。
途中、指を怪我されたとのお話しも聞いておりましたので、とても心配しておりましたが、お陰様で無事に上質な山桜の樹皮が届きました。
心より感謝申し上げます。
「樺細工」で商売させて頂いておりますので、原材料となる皮の調達が一番最初にやらなければならない重要な仕事となります。
今年入った皮を屋根裏で2年程乾燥させ、充分に乾いた2年前の皮との入れ替え作業が終わり、これで2025年までは大丈夫…と一安心です。
自然から頂いた大切な桜皮なので少しの無駄もなく大事に使わせていただきます。