Greetingご挨拶
品を磨き、信頼を磨く
人と自然の対話から生まれる美しい樺細工
創業から170年の長い歴史の中で、弊社では大切に守り、受け継がれる教えがあります。「品を磨き、信頼を磨く。」という初代伝四郎の言葉です。受け継がれてきた価値を守りながらも模索と挑戦を続け、品を磨き、お客様と共に育てる樺細工であればこそ、お客様に寄り添い、信頼を磨くことに繋がっていくと考えております。
野山に自生する山桜の樹皮は、育った環境や樹齢などにより大きく表情が異なり、一つとして同じものはありません。それらの個性豊かな樹皮がどのような用途に適しているか、どのような加工が最も美しさを引き出せるのか。職人は「樺に聞く。樺に知る。」と答えます。先人から得た学び、自らの手が覚えている経験が、荒々しい素材を美しい樺細工へと導きます。
しかし、こうして生み出された樺細工はまだ「完成」したものではありません。お客様にお使いいただき、お客様の暮らしに溶け込んでこそ、本来の「伝統工芸 樺細工」だと藤木伝四郎商店は考えます。
藤木伝四郎商店は先人の知恵に学びつつ、職人による高い「品質」、現代の暮らしへの「新たなご提案」、お買い求めいただいた後も、共に育て続ける為の「お直し」などを通し、表情豊かな樺細工の魅力を伝え続けます。
株式会社 藤木伝四郎商店三沢知子代表取締役